2013年3月アーカイブ
corgiville (2013年3月28日 02:43)
ジャッキー、ケネディのコレクションも数が増えると整理がままならず、しばらく忘れているものがあったりします。
今朝、久しぶりのディスプレイしているものとしまってあるものの一部を入れ替えたり、細かいものを仕切りのある箱に並べたりと楽しみながら片付けていると......
サイトには公開していないジャッキーの人形がでてきました。高さ20センチほど、足の部分をなが~くディフォルメしたものです。
「Hamilton Collection」の限定ナンバー「A0066」入りです。薄いクリーム色のドレスでタグには「Jackie Kennedy Vision Style Grace Collection Inaugural Elegance」と記載されていました。
横から見ると、
実はこのジャッキードール、クラッチバックを持つ左手が手首の部分で折れてしまっています。2011年3月11日の東日本大震災のとき、東京の我が家でも落下したり、ぶつかったりで破損したものがいくつかあり、このジャッキーの手首もそのときかけてしまったのです。
接着剤でつけてもまた取れるということを繰り返しており、「手負いのジャッキー」といえるでしょう。
corgiville (2013年3月21日 12:42)
「第5展示室」と「第12展示室」に入荷した新アイテムをアップしました。
ブログと違って展示室部分は写真をフォルダに入れ、ページの部分を作成してアップするため、小さい間違いがあるとうまくいかずいつも四苦八苦しております。
corgiville (2013年3月21日 06:05)
ケネディ大統領とジャッキーのプレートに書かれた詩を転記します。
♪A Tribute
To Our Beloved Late President
by Madeline S. Renn
IN the abyss of darkness-sorrow
Men shrink from their mortal stature
To their minuteness in the sight their God;
Pride gives way to humility
Then tears burn through with love,
And dispels hate that can crush all nations,
Our President is not dead!
He lives with our Christ up there.
And lifts high the torch that he lit here,
That we may better see
Beyond the realms of our imperfections,
And better be prepared, to blaze his path
Across the new Fronteer.
Rejoice this day with him!
Knowing this agony
God will use to perpetuate
John F.Kennedy's consecration
In the hearts of men to carry the torch
That he has entrusted to us──America,
And the free World everywhere.
♪A Tribute
To Beautiful Heroine in Pink
by
MADELINE S. RENN
Another great hero has fallen
And a profile in courage we see,
Upon the countenance
Of our gallant First Lady
Stricken, sullen and pale with grief.
While the gorgeous red roses of yesterday,
Fast withering in a horrible dream
Lay strewn with marsy's blood upon them
Over the seat of their limousine.
In her loving arms she cradled his head,
In those fleeting last moments
Before the Good-bye,
Just as the roses
In the height of their bloom;
He too was crushed
And about to die.
Then in anguish of that sorrow;
Jacqueline cried out
To her God indeed
There xemplifying the magnificent courage、
Of the beautifull heroine in pink.
corgiville (2013年3月21日 00:56)
新しく展示したい商品があるのですが、サイトをアップする時間がなかなかとれません。
それほど珍しい品物ではありませんが、ケネディ大統領とジャッキーの同じアイテムがペアで揃ったところに意味があります。
ひとつが、1964年製のプラスチックのプレートです。
もうひとつが、小ぶりのスプーンです。
プレートには、MADELINE S. LENNによる賛辞の詩が書かれています。詳しくはまた、ブログに掲載したいと思います。
それと展示室へのアップも近日中に。
corgiville (2013年3月16日 05:41)
クロスステッチの図案、ジャッキーも描き終わりました。
でも肝心なのは、これを糸で刺して作品に仕上げること。集中力が長く続かないこの頃なので、いくつかの仕事を並行して進めていくつもりです。
出来上がりをこのブログでも紹介できることを祈りつつ。
corgiville (2013年3月14日 10:19)
ケネディ名言集におさめられている一節でアメリカで50番目の州になったハワイについて述べているものがあります。
♪ ハワイが合衆国に加えられたことは、われわれの第50番目の州ができたということ以上の意味を持っている。それは、多くの人種と、それぞれ違った民族的起源をもつ人が、平和と調和のうちに、ともに生き、ともに働いている顕著な例を、今日の世界に示しているからである。そればかりでなく、ハワイはアジアへの橋という意味も持っている。
(細野 軍治 編 「ケネディ名言集」 講談社 )
最後のアジアへの橋という言葉が胸に残りました。太平洋の真ん中という位置的な意味から「橋」という表現を使ったのだと思いますが、多くの日系人が居住し、毎年たくさんの日本人が遊びに行く島ハワイの捉え方の視点が素晴らしいと思います。
corgiville (2013年3月13日 01:40)
ケネディ大統領とジャクリーン夫人のクロスステッチ刺繍に取りかかるためのまずは図案起こしです。
刺繍歴はかなり長いのですが、どちらかというとアウトラインステッチを縦横に使って、絵を描く感覚のフリー刺繍を中心に製作しているので、クロスステッチはあまり得意ではありません。
まず方眼紙をと思って文具店に行ったのですが、どのメーカーも薄いブルーの線のものが主流で、濃い黒線の方眼紙はみつかりません。
ふだんなら、むしろ書くものを邪魔しない薄いブルーの線がよいのですが、今回はわけあって、コピーしたときにもハッキリ写る濃い線のものが欲しかったのです。
インターネットで検索したら、出て来る出て来る「方眼紙ダウンロード」サイトです。これなら、線の色もマス目の幅も自在に選べ、例えば10マスごとに別色で線を入れることだって可能。こんなときは、インターネット様様とつくづく感じます。
それで、作成した方眼紙が、
10マスごとに赤線を入れました。
目をショボショボさせながら、ケネディ大統領の図案を書きました。クーピーペンシルを使ったのは失敗で、すぐに先が丸くなってしまい、クロスステッチの図案を書くのには不向きでした。
硬い色鉛筆で描き直すつもりですが、こんな感じになりました。
corgiville (2013年3月11日 06:15)
64年の生涯を通じてジャッキーは世界中のいろいろなところへ旅をしました。
学生時代のパリ留学に始まり、妹リーとのひと夏のヨーロッパ旅行、ファーストレディ時代も夫とともに外遊をしては、年配の各国首脳や大臣の心を掴むのが得意でした。
彼女にとって特別な場所はたくさんあるに違いありませんが、アカプルコもそのひとつといっていいでしょう。
1953年9月12日に結婚式をあげたジョン・フィツジェラルド・ケネディとジャクリーン・リー・ブービエのハネムーンの行き先はメキシコのアカプルコでした。
その何年か前に母のジャネットと継父ヒューディー・オーチンクロスと共にアカプルコ旅をしたときに見た家が彼女の心にとまり、新婚旅行でぜひアカプルコに行きたいと憧れを抱いていました。
ジャッキーの心を射止めた家は、赤土の崖を青緑色の太平洋からジグザグによじ登るような形に立てられたピンク色の家でした。それは、メキシコのドン・ミゲール・アレマン大統領(在任1946~1952)の別荘だったのです。
JFKの父、ジョセフとアレマン大統領が旧知の間柄だった関係で、ジョセフの計らいで、ハネムーンの間、好きなだけそのピンクの別荘に滞在していいといわれたのでした。
ジャッキーにとっては、ジョンと二人だけでおとぎ話のようなピンクの家で過ごした夢のような数週間だったのです。その後の、ケネディ一族と政治という怒涛のような日々とはあまりに対照的な...。
ジョンが上院議員として時期大統領をめざしていた頃、民主党の実力者が集まる集会に同席したジャッキーは、
「次の1960年の民主党大会をどこでやるのがいいか」
という話になったときに、急に意見を求められました。
彼女は、深く考えず、とっさに「アカプルコ」と答え、そこにいた人たちは冗談だと思い皆笑ったそうです。
JFKの暗殺後、失意のジャッキーはアカプルコを旅しています。思い出の地は逆に彼女の心を悲しませる結果となってしまいました。
再婚したオナシスとの生活に綻びが見え、それが修復しようもなくなっていた1974年の新年、すでに体調も悪くなっていたオナシスを誘ってジャッキーはアカプルコへ行きます。
その帰路の飛行機の中で二人は大喧嘩になってしまいます。
ジャッキーが「アカプルコに家を買いたい」と口にしたことが発端でした。浪費三昧の妻を罵るオナシスと夫の財力を「いまいましい金」扱いするジャッキー。
オナシスはこの機内で遺言書を書き直したといわれています。
ずっと後に、ジャッキーはマーサズ・ビンヤードにセカンドハウスを建てますが、そこではやってくる鳥たちにえさを撒いたりして、おとぎ話のような暮らしを満喫しました。
彼女の実人生も、おとぎ話の住人だったといえなくもありません。晩年の彼女は自分の暮らしをおとぎ話のように創造しようとしていた気がします。
その原点が、ジョンとのハネムーン、アカプルコの海を見下ろすピンクの家だったのではないでしょうか。
corgiville (2013年3月11日 03:11)
このブログで何回か紹介したジャッキーのシークレットサービスだったクリント・ヒルが1963年2月23日にケネディ大統領に首にかけてもらったメダルです。
アメリカ人の体力低下を懸念した大統領がホワイトハウスの職員に、50マイル(約80キロ)ハイクテストを宣言し、彼が20時間かかって完歩したときのご褒美だったのです。
ちなみに、50マイルをまっ先に完歩したのは、大統領の弟で当時37歳だったロバート・ケネディ司法長官で記録は17時間だったそうです。
彼の著書「ミセス・ケネディ」(原書房)に掲載されていた写真ですが、実際は紫色の画用紙に黄色いクレープ紙のリボンがついていて、メダルの表に大統領直筆のクリントへ贈る言葉と大統領の紋章の絵が描かれています。
今でもこのお手製メダルはクリント・ヒルの大切な宝物になっているとのことでした。
corgiville (2013年3月 1日 12:11)
ジャッキーのシークレット・サービスで、ケネディ暗殺のとき、車の後部に乗り出したジャッキーを座席に戻したクリント・ヒルの訳書「ミセス・ケネディ 私だけが知る大統領夫人の素顔」が届き、読み始めました。
今までのジャッキーについて書かれた本と違い、ある期間、本当に側近としてつかえた人間の50年ぶりの述懐に引き込まれています。
写真も豊富でケネディファン必読の一冊です。