ジャッキーにちなんだ池
corgiville (2012年8月10日 09:28)
ニューヨークのセントラルパークはジャッキーと縁の深い公園でした。
まだ3,4歳の頃、赤ん坊だった妹のリーと乳母といっしょにセントラルパークを散歩していたジャッキーは、乳母とはぐれて、公園内をパトロールしていた警官に保護されたことがあります。
そのとき、彼女は毅然として、「ナニーと赤ちゃんが迷子になってしまったの」と言ったというエピソードが残っていて、幼少の頃からの気位の高さを想像させます。
ケネディ大統領の暗殺後、しばらくはワシントンにとどまったものの、1964年ニューヨークのアッパーウエスト五番街の高級アパートを購入してからは亡くなるまでそこを拠点としていました。
健康とそのスリムな体型の維持に熱心だった彼女は、よくセントラルパーク内をウォーキングしていました。
1994年5月、癌に侵されて手の施しようがなくなったとき、自宅に戻り、最期の散歩をしたのもセントラルパークだったそうです。ジャッキーは心の底からセントラルパークを愛していたのです。
彼女の死後、ジャッキーを記念して、公園内の貯水池は「Jacqueline Kennedy Onassis Reservior」と名づけられました。
セントラルパークのその池の前に立つと、スカーフを頭に巻いた彼女が、早足でそこを通り過ぎるような気がしました。