ケネディ存命中に出た本
corgiville (2012年6月19日 03:11)
和書・洋書を問わずケネディ大統領やケネディ家の人々について書かれた本は膨大な数にのぼるでしょう。私が読んだもの、所有しているものはその中のほんのわずかにすぎません。
ただ、割合として暗殺後に書かれたものの方が圧倒的に多いので、暗殺の前に書かれたものは、あの<非業の死>を割り引いたケネディ論になっているので、それだけでひとつの意味があると考えています。
私も古書で買った「異色のケネディ一家 兄の屍を乞えて」(団 真理子 著 新潮社)を読み返しています。1961年、ケネディ政権がスタートしたての頃に書かれているので、どこか希望に溢れています。
今は亡きジョン・F・ケネディ ジュニアもこの本の中では生まれたばかりの「ホワイトハウス・ベイビー」として登場しています。
ただ、数字的な間違いが多いのがちょっと気になりました。
肝心のケネディ大統領の誕生日1917年5月29日は3月29日となっています。巻末についている系図の中で妹と弟の生まれた年にも誤りがあります。
妹ローズマリー(1918年生まれ)が1919年生まれに、ロバート(1925年生まれ)は1926年に、エドワード(1932年生まれ)が1934年になっています。
天下の新潮社が50年前とはいえ、きちんと校閲しなかったのでしょうか。
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