ジャッキーについて書かれた本
corgiville (2012年5月12日 00:06)
日本語に翻訳されたジャッキーの本で、彼女の人生が順を追って分かりやすく興味深く書かれている本が、C・デビッド ハイマン著「ジャッキーという名の女」(上・下 広瀬順弘 訳 読売新聞社 1990年)とキティ・ケリー著「ジャッキー oh!」(岡本浜江 訳 メディアリサーチセンター 1980年)かと思います。
伝記や評伝というのは、どんなに綿密な取材・調査が行なわれていたとしても、あくまでも作者の視点を通した人物像に過ぎません。また、取材に応じた関係者の主観は人によって大きな差があるものです。
そのことを踏まえて読んでも、この2冊は、ジャッキーと彼女をめぐる人たちの生身に触れたかのような読後感の残る本でした。
どちらも彼女の存命中に書かれたものですので、当然ですが物語りは途中で終わっています。
ジャッキーを嫌う人はムキになって、彼女の性格の欠点や「お金のための再婚」を非難しますが、誰にでもみな欠点があるし、欲望もある‥‥すべてひっくるめての人間像だから胸を打つのだと感じます。 「ジャッキー、oh!」の方はかなり古書の部類に入ったためかamazonでも高値になっているようです。