Corgiville Museum 紅木 美るのケネディ・コレクションCorgiville Museum 紅木 美るのケネディ・コレクション

ジャッキー最大の劣等感

corgiville (2012年5月24日 12:18)

ケネディ大統領は9人兄弟の二番目次男でした。ジャッキーと結婚した時点で兄のジョーと二番目の妹キャサリンはすでに亡くなっており、障害を持つ妹ローズマリーは生涯独身でしたが、1950年のロバートから1958年の末弟エドワードまで6人の兄弟が次々に結婚し、これまた次々に子どもが生まれました。

ケネディ家の女性たちは、みな「軽々と」子どもを産みました。その中で、ジャッキーは、1954年の流産、1956年の死産となかなか無事に子どもを授かることができず、どんどん子どもを生んでいく義妹たちの中でそれが最大の劣等感となった時期があったようです。

妹のリーに「自分は子どもが産めないかもしれない」とまで告白しています。その一方で毎年のように子どもを生むロバートの妻エセルのことは、「赤ん坊製造機よ。ネジを巻くと妊娠するの」と陰口を言ったりしています。

子どもができないことでよほど気持ちが屈折していたのでしょう。

しかし、1957年に無事キャロラインを出産し、夫が大統領に選出された直後の1960年11月にはジョン・ジュニアも生まれて一気に幸せムードに包まれます。本当に絵に描いたようなファーストファミリーでした。