ジャッキーの男性観の原型
corgiville (2012年5月17日 12:07)
ジャッキーの実父ジョン・ヴェルヌー・ブービエ三世、通称ブラック・ジャックはたいへん魅力的な男だったようです。
背が高く筋肉質、黒いつややかな紙と口ひげのエキゾチックな風貌で一年中日焼けで浅黒い顔をしていました。仕事はニューヨークの株式仲買人でした。
ジャッキーと同じく間隔の離れた目をしていたこの父は、またたいへんな女好きで女性にももてたようです。金遣いの荒い男でもありました。
彼は16歳年下のほっそりしたブルネット美人のジャネットと結婚し、1929年にジャッキーが生まれたのです。しかし、同年10月にウォール街で株が大暴落。その頃から、少しずつ歯車が狂い出し、やがてジャネットとの間も亀裂が生じるようになりました。
試験的な別居を経て、ジヤックとジャネットは1941年に正式に離婚。ジャッキーと妹のリーは母に引き取られました。
金銭面・生活面、女性関係ではルーズなところがあるブラック・ジャックでしたが、二人の娘のことは溺愛していました。ジャッキーも、この色気のある父親が大好きでした。離婚後も、父親と娘たちは定期的に会っていて、ブラック・ジャックは羽振りがよくないのに見栄を張って娘たちに贈り物を買い与えたりしました。
ジャッキーの男性観の原型は父ブラック・ジャックだといっても過言ではありません。最初の夫ジョン・ケネディは12歳年上、二度目の夫オナシスは23歳年上で、彼女はいつも自分を少女のように扱ってくれる年長の男性に惹かれました。
また、ファーストレディ時代、夫とともに外遊すると、各国のかなり高齢の元首たちを魅了するのがお得意だったようです。
フランスのド・ゴール大統領、旧ソ連のフルシチョフ首相、インドのネルー首相、そして、日本の池田勇人首相まで訪米した際、紋付袴姿で、ジャッキーの横で満面の笑みを浮かべた写真が残っています。おじさんキラーだったことはまちがいありません。
ケネディもブラック・ジャックに似て、いつも女性を追っかけていましたが、夫の浮気はジャッキーにとって大した問題ではなかったようです。