Corgiville Museum 紅木 美るのケネディ・コレクションCorgiville Museum 紅木 美るのケネディ・コレクション

キャロラインの兄?

corgiville (2014年1月 2日 06:27)

初詣の後、「ジョン・F・ケネディ ホワイトハウスの決断」をところどころ読んでいたら、訳でたいへん気になる箇所をみつけてしまいました。


キャロライン・ケネディの序文の中で
「......午後によく執務室のデスクにもぐりこんでキャンディをなめたり、紙ばさみでネックレスを作ったりして遊んでいました。.........や私が遊びに行くと、父はいつも嬉しそうに迎えてくれました。その声はいまもよく覚えています。」

 と訳されています。

 問題の箇所は下線を引いた兄というところです。
ケネディファンなら知っているようにキャロラインには弟のジョンがいますが、兄はいません。
英語では兄も弟もbrotherなので、これを訳した人はあまり気にとめずに「兄」と訳したのだと思いますが、ケネディに関する本なので、大統領の子どもの構成ぐらいは正確を期してほしかったと残念です。

 巻末には訳者として8人の錚々たる翻訳家が紹介されていました。本の企画・内容が素晴らしいだけに残念です。