ケネディ家、イカロスの因縁
corgiville (2012年6月 1日 11:35)
ケネディ大統領とジャッキーの長男であるジョン・F・ケネディ ジュニアは1999年の7月16日、自家用機をを操縦して従妹の結婚式に向かう途中、飛行機は墜落して彼と妻のキャロリン、キャロリンの姉の三人が帰らぬ人となりました。
ジュニアは飛行機の免許を以前から取りたがっていたのですが、ジャッキーが生きているときは猛反対され、何だかんだいっても母には絶対服従だった彼はそれに従ったのです。
母の死は彼にある種の自由を与え、彼は飛行機の免許を取り、自家用機を操縦するようになりました。事故当日もかなり困難な状況の中で飛行を決行しての惨事だったそうです。
彼の無謀な墜落死はギリシア神話のイカロスにたてられました。あの太陽に向かって飛び翼が解けて墜落してしまったお話の主人公です。
ケネディ家の人間には、飛べることが嬉しくて羽目をはずしたイカロスに似たDNAがあるように思います。
1944年、ケネディ大統領の兄ジョセフ・ケネディ・ジュニアは戦争中に、手柄をたてた弟に負けまいと戦闘機に乗り込み29歳で墜落死をしています。
1948年、ケネディ大統領の妹キャサリンは、最初の夫の戦死の後、付き合っていた男性と共に悪天候の中を無謀な飛行で命を落としました。28歳でした。
1964年、ケネディ大統領暗殺の翌年、末弟のエドワードが乗ったチャーター機が墜落し、エドワードは大怪我をし、九死に一生を得ています。
そして、ケネディ家の人間ではありませんが、1973年、ジャッキーが再婚したオナシスの長男アレクサンダーも自家用機の墜落事故で24歳の若さで亡くなっています。
ケネディ大統領の弟ロバートの妻エセルの両親も飛行機墜落事故で亡くなりました。
何だかイカロスの因縁を感じさせる一族だと思います。